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老いないための運動量法

抗加齢学会講習会(2013.3.31)のまとめを書いています。
「老いないための運動療法」
〇2045年ころには人口が1億人以下となり65歳以上が45%になる。現在、平均寿命と健康寿命の差は男性6.3年。女性7.9年。
〇筋力は介護予防の有効な指標となりうるか?:握力で3群にわけ、日常生活動作の困難さで見てみると、握力がある群が困難さは小さい。
〇さらに死亡率、循環器死亡率、がんによる死亡率、その他の死亡率も握力である程度予測できる。握力がある方が長生きできるだ。
〇筋肉量が多いと握力が強く、歩行速度が速い。筋力低下に伴い生存率も低下する。
〇年齢別に筋断面積と筋繊維数をみると60歳くらいまで保たれている。
〇年齢とともに筋量より筋力が落ちる。:筋力は筋量に依存する。筋量の低下より筋力の低下の方が多い。筋力は使わない影響の方が大きい。
〇高齢者でもトレーニングにより筋量が増加する。特にtypeⅡ繊維が増加する。
〇久山町で認知症と運動疫学の調査:研究目的は住人を17年間追跡し、定期的運動が認知症に及ぼす影響を検討。現在進行中
〇BDNF脳由来神経栄養因子について:神経細胞の成長、分化、生存に働く。大脳皮質、海馬に多く存在するが末梢神経にも存在する。ラットを回転ホイールで自走させると海馬のBDNFmRNAが増加する。
〇BDNFの増加は運動による認知機能向上を仲介している。ラットの実験より
〇寝たきりの原因は1、脳卒中。2、骨折
〇転倒して骨折しやすい個所:大腿骨頚部骨折、胸腰椎圧迫骨折上腕骨頚骨折、コーレス骨折
〇転倒との関連性:認知機能、平衡機能、握力、下肢筋力、足関節可動性、足の変形、足底感覚、
〇トレーニングで介入すると8か月後で転倒回数が1/4に20か月後で1/5となる。つまり運動は転倒抑制効果があるのだ。
〇座位がちなライフスタイル(不活動)は多くの慢性病の危険因子である。それは生活の質、寿命に影響する。
〇活動がある人、活動がない人の2群にわけてさらに座位時間にわけて全死亡率をみた。座位時間が長いほど死亡率は高い。しかし、活動があった群が死亡率は低いのだ。
年齢とともに3メッツ異常の活動は少なくなる。
〇不活動や肥満は炎症を引き起こす。脂肪細胞から出されるサイトカインはインスリン抵抗性や2型糖尿病と関連する。
〇一流持久性競技者の骨格筋の特性は遅筋(typeⅠ)繊維の割合が高い。酸化系酵素活性が高い。ミトコンドリアが多い。解糖系酵素活性が低い。毛細血管が多い。持久性トレーニングにより骨格筋の適応、代謝特性の変化(ミトコンドリア増殖など)がおこるのか。
〇持久性運動によりミオグロビンがふえる。ミトコンドリア合成される。レジスタンス運度により筋肥大する。
〇年齢とともに三筋後退:腹筋、大腰筋、大腿四頭筋、下腿三頭筋が後退。なので貯筋のすすめをおすすめする。使うほど増える。使わないとどんどん減る。借筋は不可能。だから運動するのです。加齢とともに速筋繊維(白筋)の選択的萎縮がおこる。

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運動器のアンチエイジング

高橋先生の講義の概要です。
詳しくお知りになりたい方はご連絡ください。

運動器のアンチエイジング
―骨粗しょう症と脆弱性骨折の二次骨折予防―
1. 運動器とは
2. ロコモティブ・シンドローム
3. 骨粗しょう症と脆弱性骨折に対するアンチエイジング
4. 英国の大腿骨近位部骨折の二次骨折予防
5. 日本の大腿骨近位部骨折の二次骨折予防
6. 連携教育と多職種連携によるアンチエイジング
7. 脆弱性骨折に対するアンチエイジング
8. まとめ

1.運動器とは
身体活動を行う筋・骨格・神経系の総称。筋肉、腱、靭帯、骨、関節、神経、脈管系など。その機能的連合をさす言葉。

2.ロコモティブ・シンドロームについて
定義:主に加齢による運動器の障害により要介護になるリスクの高い状態。
原因:運動器自体の疾患。加齢による運動器機能不全。

3.骨粗しょう症と脆弱性骨折に対するアンチエイジング
脆弱性骨折の経過:橈骨遠位端骨折⇒脊柱骨折⇒大腿骨骨折
ロコモ・シンドロームは健康長寿を阻害する因子のひとつなので予防が肝心。
骨強度=骨密度+骨質 である。これにはビタミンD、K不足、エストロゲン低下、生活習慣病、加齢、酸化ストレスが関与している。
最近、ビスホスホネート剤の登場により、骨折発生率は低下している。

4.英国での取り組みは骨折発生後4時間以内に入院、48時間以内に手術、褥瘡防止、術前診断、退院前の転倒評価、内服薬確認フォロー、このすべてを満たせば、医療費加算対象にしたところ、各病院がとりくみ始めた。

5.日本における二次骨折予防とりくみ
大腿骨近位端骨折患者を継続的に管理するための課題としては、整形外科医、リハ医、かかりつけ医が連携するしくみをつくり、患者管理データベース構築など。

6.連携教育
卒前の連携教育は卒後のチーム医療を向上させる。日本保健医療福祉連携教育学会が創設され、医学部教育で連携教育が始まりつつある。

7.脆弱性骨折に対するアンチエイジングとしては、二次骨折予防が鍵。
老人施設における啓蒙(施設職員に対する)が大事

8.まとめ
脆弱性骨折の治療と二次骨折予防は心筋梗塞、脳卒中と同じく、多職種連携で徹底的に実施する。骨折連鎖を断つために骨粗鬆症の薬物治療を継続する。転倒予防の実施。
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アンチエイジング新潟

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