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キレーション治療セミナーレポート その2

先日行われました、キレーション治療セミナーのレポートを書いています。

AGEと抗老化

〇現代の糖尿病:成人の11.2%(2800万人)が糖尿病ないし糖尿病予備軍である。
 日本は世界で6位である。1位中国、2位インド、3位アメリカ、4位ロシア、5位ブラジルである。
〇高血糖の記憶:過去にどれくらい高血糖にどの程度の期間暴露されたかがその後の糖尿病の血管合併症の進展を左右する。
〇糖尿病は寿命が15年短い。死亡リスクが1.8倍。老化、うつのリスクが高い。心筋梗塞による死亡リスク2.3倍。非血管疾患死のリスク1.7倍。がんのリスク1.2倍。アルツハイマー型痴呆のリスク2倍・
〇AGE終末糖化産物:ブドウ糖・タンパク⇒シッフ塩基⇒アマドリ化合物⇒AGE
 グルコアルブミンやHbA1cはAGEの前駆物質である。
〇EDIC-DCCT研究:血糖値の強化療法は細血管疾患予防には効くが大血管病変予防には効かない。
〇糖尿病でなくてもAGEが高い人がいる。睡眠時無呼吸症、血栓マーカーが高値の人。
〇高AGE食とは、やけこげ、炭酸水である。食事中のAGEを少なくすると、血管病変の進行抑制となり、寿命が延長する。
〇治療:DPP4阻害剤、スタチンはAGEを少なくする。
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キレーション治療セミナーレポートその1

先日行われましたキレーション治療セミナーのレポートを書いています。

骨の老化と酸化ストレス

〇我が国における骨粗鬆症患者数は1300万人(女性1000万人)。しかし治療を受けているのは女性5%、男性1%
〇骨粗鬆症の診断基準(2000年)①脆弱性骨折あり②骨密度YAM70%未満
〇骨折発症後死亡リスクは高まる。6~8倍に。
〇加齢に伴い、骨吸収が増す。骨代謝回転の亢進。骨密度の低下⇒⇒なので骨吸収を抑え、骨代謝回転の抑制。骨密度増加が治療の第一目標
〇ところが骨密度が増加しているにも関わらす新たに椎体骨折をおこす症例がある!⇒⇒骨粗鬆症の原因は単純ではない。骨密度以外に骨強度を規定する因子がある。
〇そこで、骨密度が高くても骨折する症例の特徴⇒①過体重②腹囲90㎝以上③糖尿病など併発症を持っている。
〇2000年骨粗鬆症に新しい定義となった。:骨強度=骨密度(70%)+骨質(30%)
〇骨の組成:重量比ではミネラル75%コラーゲン25%。体積比ではミネラル50% コラーゲン50%。
〇コラーゲンの強度が問題!コラーゲンの強度を規定するものは架橋構造なのだ。良い架橋はしなやかで弾性なのだ(善玉架橋ピリジノリン)。悪玉はAGE(advanced glycation end products)(ペントシジン)なのだ。これらは混在している。
〇ピリジノリンは成長期に増加、成人になると一定になる。ところがペントシジンは増加し続ける。
〇糖尿病ラットで見てみると骨密度は正常ラットと同じなのだが、骨強度は低く、良い架橋は低形成、悪い架橋は過形成であった。
〇東夷尿病では骨質異常(コラーゲン架橋の異常)により骨強度低下となる。
〇高齢者で骨折群、非骨折群で比較:コラーゲン量は同じであるが、悪い架橋が多い。
〇骨折群は高ホモシステイン血症(動脈硬化の危険因子)である。
〇血中ホモシステイン高値になる理由:①遺伝子の良し悪し。ホモシステイン代謝酵素の働きが弱い。②ビタミンB6.B12、葉酸の不足③腎機能低下、喫煙
〇高ホモシステインは大たい骨頚部骨折例でコラーゲンの架橋異常を示す。つまりリンクしている。
〇ホミシステイン高値は酸化ストレスを招き、骨コラーゲンの架橋異常をきたす。
〇腎不全でも骨AGE架橋が過形成となる。CKDでも骨折リスクは上がる。尿中ペントシジン高値は骨質劣化を反映する。
〇尿中ペントシジン高値も骨質劣化を反映する。
〇骨折リスク:①骨質劣化型 1.5倍②低骨密度型 3.6倍③低骨密度+骨質劣化型 7.2倍
〇骨質マーカー:血中ホモシステイン高値13μmol/l 以上、尿中ペントシジン高値47pM/mg以上
〇ビスフォフフォネート製剤は確かに良い薬だが、骨質劣化型には、、、、
〇骨質劣化型にはビタミンB12と 葉酸を補充する。
〇SERMという薬(選択的エストロジェン受容体モデュレーター):血中ホモシステイン低下作用、酸化ストレス低下作用、良い架橋増加作用、悪い架橋低下作用がある。
〇骨粗鬆症治療はテーラーメイド治療となる。

抗加齢学会講習会レポート その3

12月16日に行われました講習会のレポートを書いています。

健康の礎であるサーカディアンリズムのサイエンス

〇時間の始まり:100億年前ビッグバーン。46億年前地球誕生。35億年前生命の出現。22億年前真核生物出現。5億年前魚類出現。2億年前哺乳類出現。4000年前歴史時代。
〇生体リズムの始まり:生体リズムは地球の自転のコピー。生物の根源なるエネルギーは地球内部と太陽からくる。大宇宙のリズムと人体という小宇宙のリズムを同期させるのが光である。つまり地球のリズムと人体のリズムが同期したのだ。
〇生体リズムの発振:リズムの元は時計遺伝子の転写振動である。時計遺伝子はほとんどの生物にある。たとえば心筋梗塞、ぜんそく発作、出生は早朝に多い。分娩開始は24時ころが多い。スポーツでの世界記録は夕方でやすいなど。またホルモンの分泌も時間がある。
〇リズムのふり幅の低下⇒数数の機能遺伝子の発現異常⇒老化の促進
〇生体時計とは脳の時計と末梢臓器の細胞時計が形成する時間システムである。
〇哺乳動物のリズムの発振は時計遺伝子Per1,Per2でリズムを起こす。
〇生体リズムの階層性:生体リズムは身体の60兆個もの細胞時計で生まれる。視交叉上核の脳の時計は末梢臓器の細胞時計を支配する。
〇生体リズム系の3大系列:環境サイクル(食事、温度、明暗)メタボリッククロック(実態はまだよくわかっていない)転写クロック
〇生体リズムの中枢である視交叉上核ではGタンパクシグナル伝達が朝を告げる。
〇膀胱の時計もある。Cx43
〇最近は社会のリズムが消失した。短睡眠。夜型生活。⇒リズム疾患:睡眠異常、うつ病、高血圧、メタボ、癌、骨粗鬆症。など。
〇生体リズムの欠落したマウスの作成⇒Cry-nullマウス。これは血漿アルドステロンが高値。
〇交代制勤務では血中コルチゾールのリズムが崩れ、レプチンが低下、グルコース上昇、血圧上昇する。
〇時差を8週間与えたマウスは老齢群は53%が死亡した。若年群は1匹のみ死亡した。

抗加齢学会講習会レポート その2

12月16日に行われました。講習会のレポートを書いています。

健康長寿のリスクファクター

〇日本人の平均寿命と死因
明治・大正  40歳代 肺炎、結核、脳卒中
昭和20年代  50歳代 結核、肺炎、脳卒中
昭和30年代  60歳代 脳卒中、胃がん
昭和40年代  70歳代 脳卒中、胃がん
現在      80歳代 脳卒中、虚血性心疾患

〇日本人男性の収縮期血圧の推移:1970年代から20位低下している。これに伴い、日本人の脳卒中死亡率が低下した。
〇日本の脳卒中の現状:年間12万人が死亡、発症率は心筋梗塞の3~5倍。入院受療率が最大。寝たきりの最大原因。入院期間最大。
〇心筋梗塞の特徴:死亡率、発症率はアメリカの1/4。高血圧、高コレステロール、糖尿病が危険因子。大都市男性で増加傾向
〇日本人とアメリカとの比較:食塩多い、カルシウム少ない、動物性蛋白質少ない⇒高血圧、脳卒中多い・飽和脂肪少ない、炭水化物多い、魚多い⇒脂質異常、心筋梗塞の抑制。
BMIはいずれの国でも増加傾向だがアメリカの増加は著しい。コレステロール値はアメリカで減少傾向に対し、日本で増加傾向。虚血性心疾患は日本で増加傾向。
〇食塩し好と脳卒中死亡率は相関する。
〇果物野菜摂取と全癌:野菜果物が多い方が危険度少ない。
〇葉酸、ビタミンB摂取と心筋梗塞:多く摂取した方が発症少ない
〇乳製品からのカルシウム摂取と脳卒中死亡:多い方が死亡率少ない。
〇飲酒習慣、喫煙と出血性脳卒中:いずれも正の相関
〇魚の摂取と心筋梗塞発症率:逆相関
〇身体活動と循環器死亡:逆相関
〇自覚的ストレスと糖尿病発症:正の相関
〇社会支援と脳卒中:社会支援が多い方がよい傾向
〇循環器病予防のために:食塩控える。野菜果物毎日。乳製品を毎日。植物油を使った料理。魚多めに。大豆製品を毎日取る。腹7分目。運動。アルコールの量。禁煙。睡眠不足はだめ。ストレスをためない。 
〇長寿のために:減塩。野菜おおめ。減糖。減脂。魚多。運動。節酒。禁煙。

抗加齢医学会講習会レポートその1

12月16日に行われました講習会のレポートを書いています。

サプリメント・アップデート

① がんとサプリメント
カロリー制限による小腸への影響:カロリー制限によりstem cellが増えるので腸の若返りがある。ビタミンD内服はがん抑制効果あり。
② 動脈硬化とサプリメント
ビタミンDと脳卒中の予防効果は不明である。葉酸はIMT(intima-media thickness)を減ずる方向に働く。ビタミンCは血中濃度が高いと脳血管障害のリスクが低下する。βカロチン、ビタミンEは有意な予防効果なし。リコペンは男性の脳卒中と逆相関する。
③ 薬剤と競うサプリメント
ω3脂肪酸は酸化ストレスを防ぐ方向で働く。ω3は心血管障害の予防に効果的。フラボノイドは心血管障害によい。イソフラボンは更年期のホットフラッシュを軽減する。
④ 未踏破のタスク
中高年女性におけるフラボノイドは認知能を改善しない。イチョウによるアルツハイマー病の予防効果認められず。抗酸化サプリはアルツハイマー病患者の脳脊髄液中バイオマーカーに有意な効果なし。クルクミンで2型糖尿病発症抑制。αリポ酸は糖尿病性神経障害の臨床症状に有効。
⑤ トピックス
レスベラトロールは酸化ストレスを(肥満の場合)減らさない。コンドロイチンと変形性関節症の有意な関連はなさそう。セレンは過剰に摂ると、糖尿病なそのリスクがあがる。
⑥ エルゴジェニックエイド
運動はインスリンを介して、脂肪細胞をかえる。
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