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"脳を鍛えるには運動しかない"を紐解く その3

第一章 革命へようこそ
第二章 学習
第三章 ストレス
第四章 不安
第五章 うつ 
第六章 注意欠陥障害
第七章 依存症
第八章 ホルモンの変化
第九章 加齢
第十章 鍛錬

第三章 ストレス

ストレスとは脳的にはニューロンの活動を引き起こすものはなんでもストレスという。
運動によって引き起こされた、脳の活動は分子サイズの副産物でニューロンを傷つけるが
修復メカニズムが働きニューロンはむしろ強くなる。肉食獣に追われる場合を考えてみよう
。警報が出てから、脳の扁桃体はメッセージを発信し、それによって
副腎がホルモンを出す。まずノルアドレナリンが出てつぎにアドレナリンが出る。
これにより、心拍数、血圧が上昇、呼吸が早くなる。同時に扁桃体から視床下部まで
ノルアドレナリン、副腎皮質刺激ホルモン放出因子が脳下垂体を刺激、副腎を刺激して
コルチゾールを出す。扁桃体は海馬、前頭前野にも信号を送っている。脳の燃料を考えてみよう。
ストレスを察知するとアドレナリンが出る。筋と脳に燃料を供給するため、
グリコーゲンと脂肪酸をグルコースに変換し始める。コルチゾールは肝臓に信号を送り、
グルコースを出させる。さらにタンパク質をグリコーゲンに変換し、
脂肪を蓄え始める。燃料の備蓄である。さて現代人の運動量は、
石器時代の祖先に比べ38%も少ない。だが、食事の量は大幅に増えている。
ニューロンはもともと修復回復のメカニズムが備わっていて軽度のストレスで作用する。
運動はニューロンの回復プロセスのスイッチも入れる。
脳内の修復分子としては脳由来神経栄養因子(BDNF)、インスリン様成長因子(IGF1)、
繊維芽細胞成長因子(FGF2)、血管内皮成長因子(VGEF)などであるが、
脳内だけでなく筋肉の収縮に伴っても生成され血流にのって脳内にも運ばれる。
ストレス耐性の閾値は人によって異なり、環境因子、遺伝的因子、
行動的要因によって変化する。ストレスは生き延びるために大切な記憶を
脳に刻むが多すぎると記憶構造そのものを破壊する。その一因は過剰なコルチゾールである。
コルチゾールは海馬のグルタミン酸輸送量を増やす。グルタミン酸は海馬を傷つける。
クッシング症候群というコルチゾールが増える疾患は慢性ストレスがもたらす病態と
よく似ている。中心性肥満、糖尿病、高血圧、パニック障害などだ。
運動することでインスリン受容体生成が増す。IGF1が増える。
有酸素運動はBDNF分泌量を増やす。これら因子は脳の活動を活発にして、
慢性ストレスの有害事象に負けない脳にしてくれる。
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