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オートファジーの謎 を紐解く その4

“オートファジーの謎”を紐解く
第一章 オートファジー、細胞内の大規模分解系
第二章 酵母でブレークしたオートファジー研究
第三章 自分を食べて飢餓に耐える
第四章 細胞の性質を変えるためのオートファジー
第五章 細胞内を浄化するオートファジー
第六章 相手を狙い撃ちする選択的オートファジー
第七章 免疫系でも活躍するオートファジー
第八章 オートファジーの研究最前線

第四章 細胞の性質を変えるためのオートファジー
この章ではオートファジーと発生の話である。ヒトは60兆個の細胞でできているが、元はといえばたった一つの受精卵だったのである。前章で述べたGFP-LC3受精卵を観察してみた。8細胞期まで活発に観察できた。では発生時期におけるオートファジーの目的は何のだろう。ここでひとつの矛盾に突き当たる。ノックアウトマウスを作ったのだが、このマウスは胎生期は死なずに生まれてくる。オートファジーができないのであれば、胎生期に死んでしまってもよいものなのに?なぜ?実は落とし穴があったのである。それが母性効果であった。母親由来のmRNAなどが細胞質に残っていて完全なるノックアウトマウスではなかったのである。その後、著者は完全なノックアウトマウスの作成に成功した。そしてこの完全ノックアウトマウスは4~8細胞期という非常に短い時期に死んでしまうことが確認されたのだ。やはり、発生にオートファジーは大切だったのである。

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