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抗加齢内分泌研究会レポート その4

先日行われました
抗加齢内分泌研究会のレポートを書いています。

副腎機能評価としてのコルチゾール

〇視床下部―下垂体―副腎系:視床下部→CRH分泌→下垂体前葉→ACTH分泌→副腎皮質→コルチゾール分泌。下垂体前葉、視床下部に対してネガティブ・フィードバックもある
〇グルココルチコイドの主な生理作用と過剰症:①糖利用抑制、糖新生、抗インスリン→糖尿病 ②タンパク質分泌促進→糖尿病、皮膚菲薄化、筋委縮 ③脂質代謝作用→高脂血症、満月用顔貌、中心性肥満 ④電解質代謝作用、尿細管を介する→高血圧、浮腫 ⑤抗炎症、抗免疫→易感染性 ⑥骨芽細胞抑制→骨粗鬆症 ⑦アンドロゲン様作用→ざ瘡、多毛
〇コルチゾールと内臓脂肪肥満との関係:肥満者のcortisol production rateCPRは非肥満者より高い。が、体表面での差はない。総・遊離コルチゾール濃度は肥満者、非肥満者かわりない。CPRは男性が多い。
〇副腎性サブクリニカル症候群のメタボ様所見:副腎性サブクリニカル症候群の人は肥満、高血圧、耐糖能異常、脂質異常を高率に持ち合わせている。
〇サブクリニカル・クッシング症候群の人は正常群に比べ空腹時血糖値が高い。
〇慢性副腎皮質機能低下症:慢性副腎皮質ホルモンの低下、特にコルチゾールの低下に伴う症候群。その臨床像はコルチゾール、アルドステロン、副腎アンドロゲンの総合的な脱落症状を呈する。易疲労感、食欲不振、低血糖、低血圧、関節痛、低Na血症、高K血症をきたす。原因はほとんどが原発性副腎萎縮である。
〇コートリルを補充するが、補充量が多い方がQOLが悪い傾向がある。BMIも上昇する。
〇一日のコルチゾール分泌量:9-11mg/m2/day成人に換算すると15-19mg/day 朝が最も多い。
〇副腎皮質機能不全患者におけるヒドロコルチゾンの推奨:総量15mg(7.5-5-2.5)3分割がよいかもしれない。実はステロイド補充療法にはさまざまあるのだ。
〇軽症副腎不全をどのように診断するか:症状では①朝おきるのがつらい②疲れがとれない③塩辛い食べ物を欲する④倦怠感⑤軽度のうつ⑥ぼーとする⑦記憶があやふやなどなど
〇副腎不全の検査:早朝コルチゾール濃度、ACTH濃度、ACTH負荷試験、インスリン低血糖試験、CRH負荷試験、などがある。
〇早朝コルチゾール濃度:報告者により違うが、正常13-19以上、グレーゾーン3-19、あきらかな低値3-5以下(μg/dl)
〇明らかな原発性副腎不全に対してはACTH250μg負荷のみで診断可能である。
〇CRH負荷により初期のサブクリニカル・アジゾン病をみつけることができる。
〇典型的症状があればアジソン病はACTH250μg負荷で診断可能である。
〇続発性副腎不全の診断のために最も感度がよいのはITT(インスリン低血糖試験)である。その次に感度がよいのはCRP負荷試験。
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