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抗加齢医学会講習会レポート その2

先日行われました抗加齢医学会講習会のレポートを書いています。

アルツハイマー病について

〇アルツハイマー病とは脳の海馬がやせていく病気で3つ特徴がある。
脳内病理①老人斑(ベータアミロイドAβ)②神経原線維変化(リン酸化タウ)③神経細胞死(結果、脳萎縮)
〇アルツハイマー病モデルマウスからわかったこと:ヒトAPP過剰発現、変異PSIを有するマウス(PSAPPTgマウス)このマウスは老人斑は無数にあるが、神経細胞は死んでいないのだ。遺伝子変異があって老人斑ができたとしても脳神経細胞死にいたるにはそこになにかが必要。Aβワクチンをこのマウスに打つと老人斑が消えるのだ。しかし認知機能は悪いマウスになっている。
〇アルツハイマー病の診断:長谷川式スケールなどの記憶検査。立方体模写。MRI。SPECT(脳血流イメージ)。アミロイドPET撮影。
〇実はアルツハイマー病は発症25年前よ脳髄液のAβが低下。15年前より脳内のAβ蓄積。10年前より記憶の中枢海馬の萎縮などがある。つまり40,50代から静かにひっそりと病気は始まっているのだ。
〇では予防にどうすればよい。⇒わかっていないのだ。しかし生活習慣病との関連が言われている。
〇糖尿病患者のアルツハイマー発症リスクは2~3倍。高血糖、高インスリン血症、AGE、酸化ストレスなどが脳に病変をおこす。
〇アルツハイマーと関連する因子:生活習慣病。教育歴。バイリンガルかモノリンガルか。頭部外傷既往。身体運動量。
〇1年間の有酸素運動で海馬の体積増大。運動は高脂肪食による老人斑の増加を改善する。
〇運動によりネプリライシン(neprilysin)が活性化これはAβを分解する?と言われている。
〇2011年、“7つの生活習慣病改善”がアルツハイマー病を予防すると発表。この結果、世界に3400万人の半数にこの因子が関連あると明らかになった。これらの因子の25%改善で世界中で300万人予防できると考えられたと。それは1、低学歴。2、喫煙。3、低身体運動量。4、うつ病。5、高血圧。6、肥満。7、糖尿病。
〇修道女研究678人の修道女を研究。若い時から、本を読み、よい文章(密度の濃い文章)を書いている人は認知症になりにくいとの結果。またアルツハイマーの症状がなくても死後解剖してみると病理学的に老人斑があった人がいた。
〇とりあえず今できること:適度な運動。高血圧管理。肥満防止。糖尿病の管理。脳の外相に注意。禁煙。若いときからよく勉強して脳の予備能力を鍛える。
〇脳内病理:βアミロイド前駆体タンパク質⇒アミロイドβタンパク質(Aβ)が細胞外に放出⇒細胞外でAβ凝集、老人斑形成⇒タンパクの異常リン酸化、神経原線維変化形成⇒神経細胞死⇒脳内アセチルコリン減少⇒認知症
〇アルツハイマー病治療:根本治療はない。神経細胞死を予防するメマンチン
アセチルコリン減少を予防するコリンエステラーゼ阻害薬が発売されている。4剤ある。
ドネペジル(アリセプト)、ガランタミン(レミニール)、リバスチグミン(リバスタッチ)、メマンチン(メマリー)。
〇早期発見早期治療で、完治はしないが症状をやわらげる事ができる。
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