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抗加齢医学会講習会(1月20日)レポート その3

先日(1月20日)行われました、抗加齢医学会講習会のレポートを書いています。

カロリー制限とサーチュイン遺伝子

〇現在平均寿命が延び男性79歳女性86歳となったが、健康寿命は男性73歳、女性78歳でこの差は介護を要する年がある。
〇寿命を延ばす方法、老化関連疾患を防ぐ方法⇒実験的に検証された唯一の方法それはカロリー制限。2009年に報告されたサルの実験:caloric restriction delays disease onset and mortality in rhesus monkeys, science 10 july 2009; vol.325 no.5937 pp.201-204
(後日反対意見の論文も出された。Nature 489;318-321,2012)
〇カロリー制限したサルは老化関連疾患になりにくく寿命も延びた。その他酵母、線虫、ハエ、マウスで寿命も延び、健康にもよい影響があるとの結果である。ヒトは寿命に関しては不明であるが肥満糖尿病、高血圧、癌についてはよい効果があるとのこと。
〇ヒトにおいてのカロリー制限は?老化を遅らせるだろう。では、なぜ?
動物でSRIT1が必要とわかったがヒトでは活性化されるのだろうか?
〇25%のカロリスで検証した。3週間7週間の観察で骨格筋のミトコンドリアが増える。
〇現代は飽食の時代。肥満が増え、メタボが増え、糖尿病が増えている。
〇メタボ・糖尿病ではSRIT1の働きが悪いようである。SRIT1のタンパク発現量、mRNA発現量をみると低い。
〇では、飽食の時代はSRIT1が働くなくてもよくなったのか?
〇そもそもSRIT1は、NAD依存性脱アセチル化酵素:細胞機能の調節因子のスイッチ⇒ONで抗炎症、抗酸化ストレス、オートファジー、ミトコンドリア・バイオジェネーシス、抗アポトーシスつまり細胞機能の発現が進む
〇SRIT1はさまざまは疾患を防ぐ可能性がある。:動脈硬化、高血圧、糖尿病、脂肪肝、アルツハイマー、パーキンソン、ハンチントン舞踏病、認知症、閉そく性肺疾患、腎臓病、炎症性腸疾患。
〇元気なミトコンドリアを増やす。ミトコンドリア・バイオジェネーシスを起こす。
〇オートファジー機能の活性化:異常タンパク質や古いミトコンドリアを除去すること
〇みんなが持っているSIRT1.これをオンにするには?①カロリー制限②運動③薬剤・レスベラトロールなど
〇カロリー制限の実際:まず推定エネルギー必要量を知る。推定エネルギー量=基礎代謝量×身体活動レベル。基礎代謝量=基礎代謝基準量×体重。基礎代謝基準量とは20代男性 24、20代女性 22.1。30代40代男性 22.3、女性21.7。50代60代男性21.5.女性 20.7。
70歳以上 男性21.5 女性 20.7。身体活動レベル 低 1.5.普通 1.75. 高い 2
〇カロリー制限75%はこの推定エネルギー必要量×0.75
計算が面倒なので男性1800Kcal.女性1500Kcal
カロリー制限をしない方がよい場合:痩せている人BMI18.5以下。65歳以上で職が細い人。
〇カロリスをうまく続けるために夕飯を早く終了させ、空腹時間を長くする。夜間アンチエイジングは行われる。
〇食べ方の工夫:食後高血糖を急上昇させない。単純糖質を避ける。白い飯、パンを避ける。麺類ならパスタ、そばを選ぶ。おかずを先に食べ主食は最後に。タンパク質の摂り過ぎを避ける。脂質は魚の油やオレイン酸から。
〇レスベラトロールについて:抗酸化作用。SIRT1活性化作用。肥満の人が150mgを30日とったらカロリスのような効果あり。
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